鉄道ファンの聖地・祐天寺「ナイアガラ」の名物カレーライス!(東京都目黒区)


東急東横線を「祐天寺」駅で降り、中目黒方向へ商店街を歩くこと約3分。看板に、本物の鉄道の踏切があるお店に着きます。

このお店が、鉄道ファンの間では「聖地」とも呼ばれているカレーのお店「ナイアガラ」です。

かつて寝台特急「あさかぜ」号用20系客車で実際に使われていたドアを開けますと、店内は鉄道ムード一色です。鉄道ファンなら、ワクワクする光景ですね。

座席は、かつての列車で使用されていたボックス席が3つ並んでいて、カウンター席にも切符や鉄道のグッズが配されています。まるで列車の食堂車に乗ったみたいですね!

ちなみに、こちらがカウンター席です。サボ(「サイン・ボード」の略。列車の行先表示板のこと)や駅名板がずらりと壁にかかっていますね。

カレーの辛さも、お子様向けの「鈍行(甘口)」から、「急行(中辛)」「特急(辛口)」とあります。また料金は追加でかかりますが、50倍の超辛口「超特急」もあります。

券売機で食券を買って出しますと、しばらくして「○○○(メニューの名前)、発車します!」という合図とともに、模型の汽車がカレーをお席に運んできてくれます。カウンター席の場合は、そのまま普通に出されます。

カレーの味は、気取ったところのない「昔ながらのカレーライス」という懐かしさを感じる味です。ご飯を大盛りにして食券を買うと、大盛りが「大森」と書かれて出てくるところも、鉄道ムード満点ですね。


カレーライスの他、炒めたスパゲティにカレールーをかけた「カレースパゲティ」や、「ドライカレー」「スパゲティナポリタン」など美味しいメニューが揃っています。スパゲティやピラフには、自家製のコールスローサラダが付き、隠れた人気となっています。

ここのマスター(駅長)・内藤博敏氏が戦時中の疎開で親元を離れたとき、母親の作ってくれたカレーの味を恋しく感じました。内藤氏は、近くの駅に行っては行きかう汽車を見て東京のことを思っていたところ、駅員さんの温かい優しさに触れました。そのマスターの子供の頃の体験が、鉄道好きをより強めたそうです。

お店の店先には、こんな懐かしい「新幹線ムーバー(コイン式の乗り物)」が置かれていました。但し、ご乗車になれるのはお子様限定ですのでご注意ください。

そして成人し、レストラン勤務の傍ら部品即売会などに出かけて鉄道グッズを買い集め、この祐天寺の地にカレーのお店「ナイアガラ」をオープンさせました。

その名前の由来は、お兄さまが英会話学校や教会の仕事をしていたので、米国風の名前にしようというもの、ナイアガラの滝、アメリカ大陸横断鉄道の旅客用機関車、「内藤」という苗字などから「ナイアガラ」と名付けられたのです。

また、C57形蒸気機関車の実際の動輪を譲り受け、商店街の一角に飾ってあります。今でも丁寧に手入れがなされ、ピカピカの状態を保っています。

動輪の脇には、やはり国鉄で実際に使用されていた「腕木式信号機」が保存されています。今ではほとんど見かけなくなったものだけに、貴重な存在です。

コレクションの珍しいものとしては、1979年に上野~アンドロメダ間に走ったミステリートレイン「銀河鉄道999」号のヘッドマークがあります。また店内には、各地の駅の駅長さんのサイン色紙や鉄道グッズが飾られており、鉄道ファンでない人たちも鉄道のとりこになってしまうほど、雰囲気たっぷりのお店です。

その後2回の店舗移転を経て現在に至ります。乗車(来店)すると、オリジナルのスタンプと入場券(硬券)がもらえ、いい記念になります。日本のメディアの他、海外のメディアにも数多く取り上げられ、現在では海外からのお客様も多いそうです。

【お店データ】

◆所在地:東京都目黒区祐天寺1-21-2

◆電話番号:03-3713-2602

◆営業時間:11:00~20:00

◆定休日:毎週月曜日、木曜日(祝日の場合は営業し、翌日が休みになります)

◆アクセス:東急東横線「祐天寺」駅下車、徒歩3分

※駐車場はありませんので、近くのコインパーキングをご利用ください。

ナイアガラホームページ

電車とバスの博物館の運転シミュレーターで遊ぶには?(神奈川県川崎市宮前区)


東急田園都市線・宮崎台駅から徒歩1分。駅に隣接した高架下にあるのが、「電車とバスの博物館」です。
1982年(昭和57年)、東京急行電鉄が会社創立60周年を記念して、田園都市線・高津駅のガード下にオープンしたのがその始まりでした。その当時は、入場料が大人・子供ともに何と「10円」でした!

その後、展示物の充実化や、宮崎台駅への移転など大幅なリニューアルが行われ、今年(2016年)2月にリニューアルオープンしました。館内は以前よりも充実した内容になった、と口コミで聞いたので、どんなものかな、とワクワクしながら行ってまいりました。

こちらは「パノラマシアター」です。東京急行電鉄(東急)の歴史をパネルや模型で紹介しています。またHOゲージの鉄道模型が、鉄道音楽の第一人者・向谷実氏のオリジナル楽曲に合わせて、広いレイアウトの中を走るのは見ものです。また、その前にはNゲージ鉄道模型のレイアウト「Nゲージパーク」があり、自分の鉄道模型車両を持ち込んで走らせることもできます。

「東急コレクション~旧高津駅~」です。ここには昭和30年代の田園都市線・高津駅の駅舎が再現されています。ここには鉄道雑誌のバックナンバーが置いてあり、自由に読むことが出来ます。(貸し出しは行っていません)

復元された、旧・高津駅の普通運賃表です。お隣の「二子新地」駅が「二子新地前」駅になっていたり、「二子玉川園」駅から「砧本村」駅までの砧線(昭和44年5月10日廃止)があったり、東横線の終着駅が「桜木町」駅になっていたりと、細かいところまで再現されています。

同じく復元された、旧・高津駅の定期運賃表です。今となっては、貴重な鉄道財産ですね。

こちらは「デハ3456号車カットボディ」です。戦前に登場し、長らく東急で活躍したデハ3450形電車のカットボディで、運転台とモーターのセットとなっています。

これが、デハ3450形電車で実際に使用されていたモーターの実物です。運転席のマスコンハンドルを回せば、懐かしい「吊り掛けモーター」の音とともにモーターが作動し、ブレーキハンドルを回すと、実際にブレーキがかかるようになっています。どの様に電車が動くのか、遊びながら学ぶ事が出来る「生きた教材」と言えますね!

8090系電車のシミュレーターです。こちらはリニューアル後の最大の目玉施設と言っていいでしょう。かつて東急東横線の花形として走っていた8090系電車の運転台部分が再現され、田園都市線・大井町線・東横線の中から好きな路線をチョイスし、運転台体験をすることが出来ます。

こちらのシミュレーターを利用するには、1回300円の整理券が必要となっています。整理券は、開館後からこの電車の前の発行機で発券しています。尚、日曜祝日や学校の休みの時などの多客時には、整理券が早くなくなることもあるのでご注意ください。

東急玉川線(玉電)デハ204号電車です。1969年(昭和44年)5月に廃止された東急玉川線(渋谷~二子玉川園間の路面電車)で活躍していた連接車です。その丸っこい形と塗装の塗り分けから、「いもむし」「タルゴ」「たまご」などの様々な愛称がありましたが、一番知られていた愛称は、不二家の宣伝人形に似ていたことから「ペコちゃん」でした。休憩スペースとなっており、車内でお弁当を広げることもできます。

路線バス「日野RB10」です。昭和40年代の「ワンマンバス化」時代の路線バスで、方向幕の作動体験や車内放送装置体験、後部ドア開閉体験ができます。また床は透明で、バスの構造をリアルに学ぶことができるのが特徴です。

「東急コーチバス」で使われていた「三菱ふそうB623B」です。1975年(昭和50年)より運行を開始された「東急コーチバス」の初代車両で、乗客の要望に応じて迂回ルートを走ったり、停留所以外の所で降車を取り扱う「デマンドバス」の先駆けとして運行していました。

運転席はシミュレーターとなっており、運転体験のあとは点数が出るようになっています。これは楽しいですね!尚、このシミュレーターは整理券不要の先着順で楽しむ事が出来ます。(区間ごとの交代制となっています)

車内にあった「行先案内」の電光掲示です。迂回ルートのバス停(コールボックス)でボタンを押すと、その情報が運転席に伝わり、そのバスは迂回ルートを走るようになっていました。

「東急コーチバス」の車内です。観光バスの様に、乗降用扉が前1枚だけの「トップドアー車」で、シートも普通の路線バスとは違った豪華なつくりのハイバックシートになっていました。この博物館に安住の地を見つけてからは、「未来のバス運転士さん」達へ夢を与える第二の人生を送っています。

本館から少し離れた別館「キッズワールド」にある「モハ510形」電車です。戦前から東京横浜電鉄(現在の東横線の前身)で活躍していた電車で、現在は車内も公開されています。

「モハ510形」電車の車内です。ニス塗りで、木目調を活かしたデザインなど、今の時代にも十分通用するデザインですね。こんなタイプの「レトロ電車」が今走ったら、きっと大人気でしょうね!

別館「キッズワールド」に行くと、電車とバスの他にも更に、日本初の国産旅客機・YS-11の操縦席部分が展示されています。

このYS-11型旅客機は、かつて東急グループだった「東亜国内航空」(後の日本エアシステム)にて、「なると」号の名称で飛んでいたものです。

かつては操縦席シミュレーターとして営業していましたが、現在は営業を休止しているのが残念です。今では飛行機もハイテク時代になりましたが、ひと時代前の飛行機の操縦席のことを学べる貴重な資料です。

別館「キッズワールド」には他にもママ鉄さん、子鉄くん必見の、自由にプラレールで遊ぶことが出来る空間「プラレールパーク」(30分ごとの入れ替えで、要整理券。尚、プラレール車両の持ち込みは不可)やお子様向けシミュレーター「キッズ・シミュレーター」など、見逃せない施設が多数あります。尚、別館「キッズワールド」は、本館の入場券でそのまま入館できます。

【施設データ】

◆所在地 神奈川県川崎市宮前区宮崎2-10-12

◆電話番号 044-861-6787

◆営業時間 10:00~16:30(最終入場は16:00まで)

◆入館料 大人(高校生以上)200円、子供(3歳~中学生)100円

◆8090系運転シミュレーター 1回300円

◆Nゲージレイアウト 10分100円

◆休館日 毎週木曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始

※尚、駐車場の設備がありませんので、電車またはバスでのご来館をお勧めします。

電車とバスの博物館ホームページ

 

伊予鉄道「坊っちゃん列車」の方向転換の方法にびっくり!(愛媛県松山市)



夏目漱石の名作「坊っちゃん」にも出てくる「マッチ箱のような列車」
その列車を再現した観光列車、その名も「坊っちゃん列車」が、松山の市内を走っています。

松山市駅前で待っていると、蒸気機関車が客車1両(ダイヤによっては2両編成になることもあります)を牽引した「坊っちゃん列車」が到着しました。煙突からは煙をもくもくと吐いていますので、一見すると普通の蒸気機関車の様に見えますが、実は軽油で走るディーゼル機関車なのです。これなら、煙害の心配はありませんね。

この列車はこの松山市駅終点(一部の便は、JR松山駅前を経て古町駅が終点)なので、乗客を降ろすと、方向転換作業が始まりました。

まずは客車と機関車を切り離します。切り離した客車は、車掌さんと係員が手で押して移動しています。はるか昔には、客車を手で押して動かす「人車軌道」なる乗り物がありましたが、その原理みたいですね。

それでは、機関車はどうするのでしょうか?一般的には、起終点の駅にはターンテーブル(転車台)があって、そこで機関車の方向を転換するのですが、ここ松山市駅にはその様な設備はありません。果たして、どのようにして方向転換をするのでしょうか?

すると、機関車の前方を少しだけひょいと持ち上げ、後部台車を軸にして回転させたのです!これは見事な工夫ですね。

方向転換を無事終えた機関車は、車掌が転線させた客車と再度連結し、バックで乗り場へと入ってきました。これであとは乗客を乗せるだけですね。

この日の機関車のナンバーは「14」。すなわち「伊予鉄(いよてつ)」だから「14(いよ)」なのです。この列車に乗車するためには、大人800円の料金が必要。(「市内電車一日乗車券」では乗れませんのでご注意ください)他には、伊予鉄の第一号機関車を模した「1号機」が走っています。

その昔、実際の蒸気機関車が鳴らした様な汽笛を響かせて、「坊っちゃん列車」は松山市駅を後にしました。「坊っちゃん列車」の歴史は古く、1887年(明治10年)、四国初の鉄道として松山~三津間が開通したことに始まります。その時代に伊予鉄の線路を走っていて、夏目漱石の「坊っちゃん」にも登場した「マッチ箱のような列車」を、2001年(平成13年)に再現したのが「坊っちゃん列車」なのです。

松山市駅を出ると、「坊っちゃん列車」「大街道」電停のみに停車する「急行運転」で、道後温泉へと向かいます。この画像は、その「大街道」にて撮影した「坊っちゃん列車」です。乗客を乗せるとすぐに発車しました。

客車の車内は木目調で、明治の昔を彷彿とさせてくれる感じでした。現在は安全や防火の関係から、完全な「木造車」というものは認められていないので、この車両も鉄鋼製に木目調のパネルを貼り付けたような感じです。「マッチ箱のような列車」というだけあって、車内も客車自体もミニサイズでした。

「急行運転」とはいうものの、のんびりと市内を走って約20分で終着駅・道後温泉に到着しました。ここでは乗客を降ろすと、その先の折り返し線で方向転換します。

そして、客車を従えて、駅前広場前に設けられた「展示線」へと停車する。ここで折り返しまで、写真撮影などの観光用に待機するのです。

ここで面白い光景を見かけました!

停車していた「坊っちゃん列車」の脇に、石油屋さんの軽トラックが横付けされました。何をするのかな、と思って眺めていると、石油屋のお兄さんは機関車のカバーを開け、そこへホースを差し込みました。そうです!この「坊っちゃん列車」の機関車は軽油で走るディーゼル機関車なので、燃料の軽油を補給していたのです。これは、めったに見られない光景でした。

明治チックな道後温泉駅舎と「坊っちゃん列車」を絡めて撮影してみました。どことなくいい絵になりますね。

松山市内には、「坊っちゃん列車」が他にも見られるところがあります。

まずは伊予鉄高浜線「梅津寺」駅にある梅津寺公園。ここには、伊予鉄1号機関車とレプリカの客車が保存されており、機関車は「鉄道記念物」にも指定されています。

また「梅津寺」駅といえば、1991年(平成3年)のTVドラマ「東京ラブストーリー」で、鈴木保奈美扮するヒロイン・赤名リカがホームにハンカチをくくりつけて旅立った駅です。

そのため、同駅のホームにはそれにあやかってハンカチをくくりつける観光客が今でも多くなっています。

松山市駅近くの「子規堂」には「坊っちゃん列車」の客車が展示保存されています。これは明治時代当時の客車の実物で3等車(並等車)の区別を表す赤帯が締められているのが特徴です。

その近くの伊予鉄本社前には1号機関車の原寸大のレプリカが飾られています。本年(2016年)12月には、ここに「坊っちゃん列車ミュージアム」がオープンします。今から楽しみですね!

「坊っちゃん列車」の時刻等については、伊予鉄道ホームページをご参照ください。

冬の味覚をたらふく!丸文松島汽船「かき鍋クルーズ」(宮城県塩釜市・松島町)


松島の海の幸と言えば、身のぎっしりと詰まった牡蠣(かき)
そのかき鍋料理を味わいながら、松島~塩釜間をクルーズしてしまおう、というのが丸文松島汽船の冬の風物詩「かき鍋クルーズ」です。今回は、松島桟橋から塩釜港へのコースで、かき鍋を味わってみることにしました。

事前に予約し、塩釜への船を待つことにします。


船は「第三芭蕉丸」で、総トン数129トン。定員は2等が98名、グリーン70名、1等20名。その名前は「ああ 松島や 松島や」という名句を残した俳人・松尾芭蕉にちなんだものです。

こちらが、今回乗った2等船室です。

船の中では、既にかき鍋の用意がされていました。

これは美味しそう!鍋の中はこんな感じです!

指定された席につくと、目の前には牡蠣がびっしりと入った土手鍋が!東京でこれだけ牡蠣を食べたら、一体幾ら取られるんだ、と思う様なたっぷりの量です。

「揚げたてをどうぞ」と、更にカキフライとかき酢が運ばれてきました。

この「第三芭蕉丸」にはキッチン設備もあるので、このような揚げたてのカキフライを味わうことも出来るのです。まずは揚げたてのカキフライを。身が柔らかく、プリプリとした牡蠣をアツアツのままいただきます。これはシンプルに、搾ったレモンだけで味わいたいものです。またかき酢は、磯の味がして、まさに地の味です。新鮮でないと、生ガキは味わえませんものね!

やがて汽笛を鳴らして「第三芭蕉丸」は出港しました。これから塩釜港に向けて、約50分間のクルーズです。

松島桟橋を出ると、小さな島々の間を縫うように船は進んでいきます。島や見どころの度に観光案内の放送が流れますが、かき鍋つついて島も見て、とけっこう忙しいものです。

牡蠣鍋はいわゆる「どて鍋」というもので、味は仙台味噌仕立て。牡蠣の旨味がたっぷりと出たスープで、牡蠣の他野菜も美味しく味わうことができました。これもまた、牡蠣の本場だからこそできる味わい方なのでしょう。また、シメのご飯も「宮城県産ササニシキ」にこだわっていて、まさに「ご当地づくしの盛り合わせ」でした。

乗った日は空模様が曇りだったこともあり、海上からの風景はぼんやりとしたものでありましたが、これが天気のいい日なら絶好のビューポイントになる、と船のガイドさんは話していました。

上等客室は他に乗客がいなかったので、特別に見学させてもらえました。


2階はグリーン船室。その名前の通り、座席のモケットは緑色。上から松島の島々を眺めるには格好のビューポイントです。


最上階(3階)は、定員わずか20名の1等船室。特等室だけあって、座席は白いカバーのかかったソファー席。ほぼ360度の展望が楽しめる「展望室」状態でした。

ちなみに通常の「松島~塩釜航路」の場合、大人片道の2等運賃は1,500円。これがグリーンだと2,100円、1等だと2,900円になりますから、1等は2等船室の実に約2倍の料金ということになります。

かき料理を平らげた頃、船はマリンゲート塩釜(塩釜港)に到着。50分間という短い時間ではありましたが、船旅楽しんで、名物のかき料理を味わって、と満足したひとときでした。(この「かき鍋クルーズ」は、塩釜港発の便もあります。)

運航期間は2016年度の場合は12月1日~25日の毎日、年明け1月7日~3月12日の土日祝日。通常料金は大人3,400円ですが、ネットで予約すると割引サービスがあります。

尚、当日の朝9時半で予約は終了となります。また満席になり次第締め切りとなりますので、ご予約はお早めにどうぞ。

詳しくは丸文松島汽船ホームページをご参照ください。

懐かしい昭和レトロ!いすみ鉄道「昭和の観光急行列車」(千葉県いすみ市)


いすみ鉄道(千葉県)の「昭和の観光急行列車」です。

JR外房線の大原駅から分かれ、房総半島をほぼ横断するように走り、城下町の大多喜へ。そこから更に進み、終着・上総中野駅で小湊鐵道に接続しているいすみ鉄道。

この鉄道では、土曜・日曜・祝日に、大原駅~上総中野駅(大多喜~上総中野間は普通列車)を走るこの列車、今となっては懐かしい国鉄型キハ(気動車)の2両連結で走ります。この列車には、乗車券の他、大人300円の急行料金が必要となります。

まず、上総中野側につくのは、キハ52-125号車。

かつては大糸北線(南小谷~糸魚川間)で走っていた車両で、JR引退後、このいすみ鉄道にお輿入れ(移籍)となりました。大糸線時代はクリームに紺色の「スカ色塗装」で、いすみ鉄道移籍後にクリームと朱色の「国鉄色塗装」へと変わり、更にこの首都圏塗装(いわゆる「タラコ色」)に変わりました。この車両は「自由席車」で、乗車券と急行券で乗ることが出来ます。

そのキハ52と相方を組むのが、キハ28-2346号車です。

この車両は、もともと急行列車用に開発された、キハ28形・58形のグループで、登場当時は房総各線の夏季輸送にも活躍した、千葉県とは深いご縁のある車両です。最後はJR西日本の高山本線用(猪谷~富山間)で活躍し、この地にやってきました。

車内は高山本線時代にセミクロスシート(デッキ近くの席をボックスからロングシートに改良)改造されましたが、それ以外は国鉄時代の原型をとどめた貴重な車両となっています。この列車は、急行列車として運用の時には乗車券、急行券の他、300円の座席指定券が必要となります。

今となっては懐かしい「昭和レトロ」な列車が2両連結されて走るいすみ鉄道の「昭和の観光急行列車」。車両だけではなく、車内の風景、沿線風景などすべてが「懐かしい」気持ちにさせてくれます。そんな原風景なところが、鉄道ファンの人気を集めているのかもしれません。

この「昭和の観光急行列車」は、一部の便で「レストランキハ・ランチクルーズ」と称し、車内で房総名産の伊勢エビや海の幸をふんだんに使ったイタリアンやお刺身が味わえるグルメ列車としても運行されます。

このグルメ列車のお話は、また機会を改めてご紹介したいと思います。