丼たっぷりの大きさの唐揚げに圧倒!常磐線名物「唐揚げそば」(千葉県我孫子市)


常磐線と成田線が分岐する駅・我孫子駅。この駅のホームにある立ち食いそば店で、一押しの人気商品があります!

その名は「唐揚げそば」400円なり!かけそばの上に、圧倒されるほどの大きさの鶏の唐揚げがのっかって、おそばが見えないほどです。中には、この唐揚げを2個のせ(540円)にしたり、唐揚げだけオーダーしてつゆをかけてもらう(140円)という人もいます。

これが、唐揚げを2個のせした「唐揚げそば2個のせ」540円です。思わず、麺の部分が隠れてしまう程のボリュームですね!つゆを吸った唐揚げは見た目よりも更に大きく感じ、いくら食べても無くならないほど、食べでがあります!

この「唐揚げそば」が登場したのは、約20年前のことです。当時、天ぷらそばに使っていたイカの価格が高騰したため、その代用として鶏のから揚げをのせたところ、鉄道ファンや地元の高校生などから好評を得たため、商品として正式に登場しました。

あまりの人気に「せっかくだから、唐揚げをもっと大きくしましょう!」という店主の発案で、唐揚げの大きさはどんどん大きくなり、今では丼の一面を覆うくらいの大きさになりました。

そばの麺も自家製、つゆや唐揚げも全て自社工場で製造にこだわり、ボリュームと味を今に守っています。現在では、我孫子駅構内に3店舗、天王台駅構内に1店舗、新京成電鉄新津田沼駅構内に1店舗という店構えになっています。

我孫子駅では上の画像の様に、お店に入りきれなかった人達が、プラットホームでそばをすすり、唐揚げにかぶりついている光景が見られます。常磐線に乗ると、わざわざこの「唐揚げそば」を食べるために途中下車する鉄道ファンも多いです。(私もその一人ですが・・・・)一部のファンの間には、更にボリュームアップさせて、唐揚げプラスチクワ天をのせて食べる人もいるそうです。

*山下清画伯ゆかりのお弁当屋さんだった弥生軒
この弥生軒は、1928年(昭和3年)4月創業の老舗。当初は幕の内駅弁を造っていた駅弁屋さんでした。戦時中、「日本のゴッホ」とも呼ばれた放浪画家・山下清画伯が住み込みで働いてたことでも知られています。山下清は、お弁当の紐掛けをしたり、野菜の皮を剥いたりして働いていました。しかし、その放浪癖から何回も消えては戻り、を繰り返していたというそうです。

そのご縁がありまして、戦後に発売された幕の内弁当の掛け紙には、山下清画伯の絵が使われていました。その後、駅弁の発売は中止され、現在はそば屋と駅売店のみとなっています。

今でもそば屋の中には、

「ぼくがはたらいていた 弥生軒のおそばおいしいよ 山下清」

のメッセージが掲げられています。

常磐線ご利用の際には、是非とも召し上がっていただきたい一杯です。

 

現代版の黒船!伊豆急行「リゾート21黒船電車」で行くご来光の旅!(静岡県伊東市・東伊豆町・河津町・下田市)


伊東から伊豆急下田まで、東伊豆の風光明媚な海岸線を走る伊豆急行線。その伊豆急行線には、伊豆の風景を一望できる展望電車「リゾート21」が3編成走っています。中でもその内の第4編成は、全身を黒ボディで覆った「黒船電車」という愛称で親しまれています。

伊東駅で撮影した、「リゾート21」第4編成の「黒船電車」です。あまりの珍しさに、子どもを連れたママさんが、スマホを向けているのが見えますね!

これは伊豆の下田が江戸時代末期に、開国の港として開港されたことで、幕末の資料や、ペリー提督に関する資料、下田港に関する解説が各車の車内に展示してあります。ちょっとした社会科のお勉強になりますね。

熱海駅で撮影した「黒船電車」です。ドアのガラスも、黒船にちなんで丸い模様になっているのが特徴です。見ているだけで楽しくなってしまいますね。

それでは、各車輌を見て行くことにしましょう。

◆展望車(1号車と7号車[「ロイヤルBOX」連結時は8号車])

運転席後ろは定員24名の展望席で、全部の席から前の展望を楽しめるように座席が階段状になっているのが特徴です。安全上、立席での乗車は出来ませんのでご注意ください。

◆普通車

まずは2号車の車内です。山側の座席は、1人掛けの固定式クロスシートがボックス席状に並び、海側の座席はベンチ状にした座席が海方向に斜めに向かって並べられています。また海側の車端部は、グループ客を意識した4人掛けのボックス席となっています。

こちらは3号車の座席です。真ん中の部分がソファー席になっており、ちょっとゴージャスな雰囲気になりますね!

◆特別車両「ロイヤルBOX」(5号車に連結)

JR線内では「グリーン車」に相当する特別車両です。車内は1人掛けと2人掛けの回転式リクライニングシートが10列並び、定員30名の「伊豆急行のファーストクラス」となっています。

1人用のリクライニングシートで、海側に設置されています。角度を海方向に向ける事が出来、パノラマを思う存分楽しむ事が出来ます。

2人用のリクライニングシートです。こちらは山側に設置されており、90度ごとに固定する事が出来ます。そのため、海方向に固定させて「展望車」として使用させることも可能です。

車内はこんな感じです。下田側のデッキにはサービスカウンターがありました。また伊東側にはトイレと喫煙室(現在は全車禁煙のため灰皿は撤去)があります。

また、伊豆急行線内はトンネルが多いこともありまして、トンネルに入ると天井が星空の世界に変身するという、乗って楽しい車両でもあります。これなら、長いトンネルも退屈しませんよね!

現在は東京駅~伊豆急下田駅間の臨時特急「リゾート踊り子」運用時にのみ連結の「ロイヤルBOX」ですが、本年(2017年)1月31日までは特別に普通列車に連結して、特別料金不要でデラックスな旅を楽しむ事が出来ます。今回はそれを狙って乗り、少し贅沢な伊豆の鉄旅を楽しんで参りました。

この「リゾート21黒船電車」は、変わったところでは毎年1月1日に、品川発伊豆急下田ゆき臨時快速「伊豆初日の出」(全車座席指定)として使用されています。

【臨時快速「伊豆初日の出」号リポート】

未明の品川駅に、黒光りした「リゾート21黒船電車」が停車していました。これが、品川発伊豆急下田ゆき臨時快速「伊豆初日の出」号です。その指定券は、グリーン車(ロイヤルBOX)を含めて、1ヶ月前の発売と同時に全て完売。人気の高さを感じます。

指定された席につくと、程なく品川駅を発車しました。伊豆まではだいぶ間があるので、眠ることにしますが、初日の出が無事に見られるかなと興奮して、なかなか寝付けませんでした。藤沢駅では、小田急ロマンスカー50000形「VSE」車による初詣特急「ニューイヤーエクスプレス」号が停車しているのが見えました。

藤沢を出ると、あとは伊東線の網代までノンストップで走ります。ここでウトウトして眠りにつき、目が覚めた時は伊東駅に停車している時でした。車窓からも、段々と東の空が赤くなっていくのが分かりました。

午前6時40分過ぎ、列車は片瀬白田駅に到着しました。ホームの長さがあり、東伊豆の海を一望できるこの駅で、「伊豆初日の出」号は約50分間停車します。言わば、この駅でご来光を拝む事が出来るのです!

ご来光の見える海岸線に行くために改札を出ますと、伊豆急行の方から、

「熱いおしるこをお配りしております!どうぞお受け取りください!」

という嬉しい一言が!さっそくいただくことにする。冷えた体に、アツアツのおしるこがしみわたって、とても美味しかったです。

駅から3分ほど歩いた防波堤へいき、そこでご来光を拝むことにしました。

午前6時52分ごろ、雲のかかっていた空が一気にオレンジ色になりました。すると同時に、その年初めての太陽がゆっくりと昇ってきます。新しい年のご来光!その素晴らしさに思わず、辺りから歓声が次々と上がります。

「きれいだね!」

「今年は天気よくて良かったよ。」

「来て良かった!」

ホームの方を見て見ると、ホームでご来光を拝む人もいました。列車からご来光を拝めることの出来る贅沢さ。これも、東伊豆を走る伊豆急行線ならでしょう。

防波堤への道から撮影した「伊豆初日の出」号です。片瀬白田駅出発の時間が近いこともあって、皆ゾロゾロと列車へと戻ります。

片瀬白田駅を出発すると、伊豆稲取、河津と停車して、列車は終着駅の伊豆急下田駅へ到着です。

ここでも伊豆急行のスタッフから、

『伊豆初日の出』号ご乗車のお客様、お疲れ様でございました!伊豆のみかんをお配りいたしておりますので、どうぞお受け取り下さい。」

とみかんのサービスです。同時に、駅前にある下田ロープウェイの割引券まで配られました。

伊豆急行さん、太っ腹のサービス満点です!

 

湯の町熱海を巡るのは、「湯~遊~バス」がいちばん!(静岡県熱海市)


日本でも有数の湯の町・静岡県熱海市。その熱海の町中には、グルグルと循環する観光路線バスが走っています。

その名は伊豆東海バス「湯~遊~バス」。ボディは黄色く塗られており、アートユニットUWABAMI」による熱海の観光スポットのイラストが描かれています。あたみ桜、梅園、温泉など熱海を代表する楽しいイラストですね。

車内にはられている、アートユニットUWABAMI」の解説です。この楽しいイラストのあるバス、乗る前から、ワクワクしてくるようなバスですね。

「湯~遊~バス」が出発するのは、熱海駅前のバスターミナル。定刻の約5分前に、黄色いバスが入線してきました。このバスは大人が乗車1回で250円ですが、町中を回る場合は「フリーきっぷ(1日乗車券)700円を買うのがお得です。

こちらが「湯~遊~バス」車内です。2人掛けの座席が並んでいる観光仕様のバスです。最前列の座席には地元のボランティアガイドの方が乗車し、見どころや車窓の案内をしてくれます。

「このバス、特別料金かかるのかしら?」女性二人連れが運転士さんに聞いていました。

「いえ、かかりませんよ。乗車1回で250円か、700円の一日乗車券でご利用いただけますよ。」と運転士さんは答えていました。

定刻になり、「湯~遊~バス」は熱海駅を発車、いくつかのカーブを曲がって海岸沿いの国道135号線に出ます。

まずは4番目の停留所「お宮の松」で途中下車してみる事にしましょう。

ここには、熱海の知名度を一気にアップさせた尾崎紅葉の「金色夜叉」の舞台として知られている松があります。現在の松は二代目だそうで、そばには初代の松の切り株も保存されています。

熱海の海岸で、貫一とお宮が別れるあの名シーンが、銅像にて再現されています。
「♪熱海の海岸散歩する・・・」と、BGMに「金色夜叉の歌」が流れているのも雰囲気あって良いです。

「今の世の中だったら、立場逆転してお宮がやり返すでしょうね。」居合わせた方の一人が言っていました。

また時代の流れでしょうか、「暴力を助長するものではありません」という注意書きが銅像にはありました。またここにも市民ボランティアガイドさんがいて、「金色夜叉」のお話や、二人のその後、お宮の松についての色々な話をして下さいます。

そこから観魚洞トンネルをくぐり、次は「錦ヶ浦入口」で降りました。トンネルを出るとガイドさんが、「左手の風景をご覧ください」と言ったので見ると、そこは断崖絶壁の海岸線になっており、車内の乗客からは歓声があがりました。

「少し怖いけど、すごいね。」

「自然の力って、見事なのね。」口々に言います。

ここ錦ヶ浦は、熱海でも有数の景勝地で、岩場がゴツゴツした崖の海岸が目を惹きます。下をのぞき込むと一瞬怖いですが、その風景は訪れる人を楽しませてくれます。ちょうど辺りが散策路になっており、眼下にこのような海岸線を一望する事が出来ます。

この錦ヶ浦からは、天気がいいと初島や伊豆大島を望む事が出来ます。(上の画像は初島です)初島へは、熱海港から高速艇で約25分。南国リゾート気分が気軽に味わえる島として人気を集めています。

また高台には、熱海城の天守閣がそびえているのが見えます。ここは歴史上の名城ではなく、観光向けに作られたお城で、城内には展望台の他、城郭史料館、浮世絵秘画館、無料ゲームコーナーなどがあります。

後続のバスに乗り継ぎ、坂道をえっちらおっちら上って行くと、次は「熱海城」バス停です。

ここからの熱海市街の眺めが最高で、「熱海海上花火大会」の時は、隠れた「特等席」になります。またここから歩いて3分の所には、最早全国で唯一となった「大人の遊艶地」熱海秘宝館があります。尚、熱海城、熱海秘宝館とも、このバスの「フリーきっぷ(1日乗車券)を見せると、入場料が割引となるサービスがあります。

熱海城の高台を下り、国道135号線を走ります。そして4分で「アカオハーブ&ローズガーデン」に到着します。ここは世界のバラとハーブを集めた植物園で、眼下に見える海岸線がとても美しいことでも知られています。ここでも、「フリーきっぷ」の割引が適用されます。尚、入場料は季節に応じて変動しますのでご注意ください。

入場料を払うとまずはシャトルバスに乗せられ、一番最高所の日本庭園まで連れて行ってもらえます。ここから下りながら園内をお楽しみください、という趣向です。バラのシーズンを外してきたので園内は静かでしたが、今度はバラの時期に再訪したいものですね。

また、売店で売っている「ラベンダーソフトクリーム」が大人気です!1本380円なり。ラベンダーの香りと、甘いミルクの味がマッチしていて、ここを訪れる人のほぼ9割の方がオーダーするほどの人気なのです。

後続のバスに再び乗り、国道135号線を走ります。ホテル大野屋のところで分岐して、次の目的地は「起雲閣西口」です。

ここから徒歩1分の「起雲閣」は、大正時代の富豪・内田信也の別荘として建てられたもので、後に「鉄道王」根津嘉一郎の手に渡り、戦後には旅館として営業していました。旅館時代には太宰治、志賀直哉、谷崎潤一郎など多くの文豪に愛されていたことでも知られています。

こちらが起雲閣の旧ローマ風呂です。1999年に旅館としての営業は終了しましたが、現在では博物館として熱海市が管理しており、当時の建物や庭園の見学が可能となっております。ここも「フリーきっぷ」で割引が適用されます。

その次は再びバスに乗って、2つ目の「大湯間歇泉」で下車です。

徳川家康公ゆかりの大湯が噴き出る大湯間歇泉までは歩いて1分。今でもお湯が勢いよく周期的に噴き出すことを見る事が出来ます。

熱海に来たら是非温泉に入りたい、ということで、大湯間歇泉から更に歩く事2分で、温泉「日航亭大湯」に着きます。かつては旅館でしたが、現在は日帰り専門の温泉となっています。

ここは自家源泉のお湯を贅沢にも源泉かけ流しで楽しめる温泉で、男女別の大浴場と露天風呂(日によって男女の入れ替わりあり)、家族風呂、休憩室などがあります。海が近いせいでしょうか、お湯は少ししょっぱめで、身体がよく温まります。休憩室では、お昼には丼物などの軽食も食べられるそうです。飲食物の持ち込みも出来るので、お弁当持参で来て、ここでのんびりとお湯につかるのも良いでしょう。

「大湯間歇泉」を出ると、バスは車窓右手に「小沢の湯」を見て走ります。ここでは、ゆで卵を実際に温泉の熱で作って食べる事が出来るので有名です。

最後のバス停「咲見町」を出るとバスは一気に坂道を登り、程なく終点「熱海駅」へと戻ってきます。

またこの「湯~遊~バス」「フリーきっぷ」を持っていれば、伊豆山神社、伊豆山温泉方面へ向かう一部のバスも、その日限りで乗り降り自由になるので便利です。

熱海の市内観光などに便利な「湯~遊~バス」を是非活用してみてはいかがでしょうか?平日は30~45分間隔で13便、土日祝日には15~30分間隔で18便を運行しています。