懐かしの船旅がよみがえる!青函連絡船「摩周丸」(北海道函館市)



JRを函館駅で降り、岸壁の方へ向かうと1隻の大きな船が停泊しているのが見えます。これが、青函連絡船で1988年3月の青函トンネル開業まで最後まで活躍していた船の一つ「摩周丸」です。


またこの場所は実際の乗り場であった旧函館第二岸壁に係留・保存して公開されています。


乗船すると、まず目にするのはかつての座席です。青函連絡船には、普通船室(桟敷席)、普通船室(一般座席)、グリーン船室(座席)、グリーン船室(桟敷席)、寝台とありましたが、ここにはグリーン船室と普通船室の座席が展示されていました。(尚、晩年に活躍していた石狩丸と檜山丸には、グリーン席、寝台はありませんでした)


普通座席は背面に折り畳み式テーブルが取り付けてある、当時の特急列車と同じタイプのものでした。座り心地もなかなか良かったです。約4時間の航海なら、これで申し分ないですね。


グリーン座席はリクライニングシートですが、リクライニングの角度は今のグリーン車や夜行高速バスも顔負けのゆったり感で、深夜便などでは特に人気だったそうです。これならグリーン料金追加で乗ってもいいですよね。


この船は、かつてグリーン船室だった部屋を改造して、展示室になっていました。ここでは、青函連絡船の歴史などが展示されており、かつての乗務員の制服も展示してありました。


最前部は喫茶室と売店になっており、その片隅では「洞爺丸台風」に関する展示がされていました。1954年(昭和29年)9月26日、台風15号により青函連絡船「洞爺丸」をはじめとする5隻の連絡船が沈没して、多数の犠牲者が出ました。この事故が、青函トンネル工事の起爆剤となったといっても過言ではないと言えます。


後ろから見た「摩周丸」です。鉄道車両を積み込むための甲板に水密扉が取り付けられているのが分かるかと思われます。これは「洞爺丸台風」の時、車両甲板の搬入口が開いていたため、そこから大量に浸水し、沈没に至ったという教訓からです。

また当時青函連絡船では、上野発札幌行きの直通1等寝台車の航送もありました。これは上野から青森まで急行「みちのく」号に1等寝台車を連結し、そのまま青函連絡船に乗せて津軽海峡を越え、函館から札幌までまた別の急行列車に連結して走る、というものでした。そのため当時の青函連絡船船内には、この寝台車専用のプラットホームとトイレ、洗面所が設けられた船もありました。しかし、この「海を渡る寝台車」も、洞爺丸事故で安全面を考慮した結果廃止され、上野発札幌行き直通列車は、1988年3月の青函トンネル開業による寝台特急「北斗星」号のデビューまで待つことになりました。

同じように「海を渡る列車」は岡山県の宇野と香川県の高松を結ぶ「宇高連絡船」でも実施されていました。本州から客車ごと乗船し、そのまま四国へ渡れるというメリットがありましたが、こちらも1955年(昭和30年)「紫雲丸事故」で、修学旅行生をはじめとする多数の犠牲者が出たため廃止されました。この「紫雲丸事故」が、瀬戸大橋建設の大きなきっかけになったことは言うまでもありません。


ブリッジ(操舵室)も公開されています。当時の操船技術を物語るかのような雰囲気がして、気分はすっかり航海士。場所柄、ある時は吹雪や高波との闘いだったんだな、とふと思いました。


こちらが通信室です。モールス信号や船舶無線などをここでやり取りしていました。他にもロープ結びの話や、様々な展示がされており、とても短時間では回り切れないほどです。


上の階に上がると、そこには普通船室(桟敷席)が復活してました。船旅はこうでなきゃ、と思い上がってみます。すると、ここでのんびりと横になりながら津軽海峡を渡った記憶が思い出されました。方言が飛びかう何気ない雑談。約4時間の航海があっという間だったことが今でも印象に残っています。


それでは最後に、函館上空から撮影した「摩周丸」を見て見ることにしましょう。成田空港から乗ったバニラエアで、ちょうど右側の窓際席に当たったので、この様に函館上空から街並みを見下ろす事が出来ました。ちょうど中央に「摩周丸」が停泊しているのが見えます。


今度は「摩周丸」部分だけをトリミングしてみました。この姿、現役時代を彷彿とさせてくれますね。

【施設データ】
◆所在地 〒040-0063 北海道函館市若松町12番地先

◆電話番号 0138-27-2500

◆営業時間 
*4月~10月:8時30分~18時(入館は17時まで)
*11月~3月:9時~17時(入館は16時まで)
*12月31日~1月3日:10 時~15時(変更、または休館になる場合もあり)

◆定休日 なし。但し、4月第2月曜日(2019年は第1月曜日)からその週の金曜日まで整備休館あり。

◆入場料
*一般(大人):500円
*児童・生徒(小学生・中学生・高校生):250円
*幼児・未就学児:無料

【機内食】カスタードクリームびっしり!バニラエアの機内限定クリームパン!


久しぶりの投稿です。先日、北海道の函館と札幌に2泊で行って来ました。旅費節約のため、行きも帰りもLCC(ローコスト・キャリア[格安航空会社]でしたが、往復ともオリジナルの機内食を味わって来ました!


成田空港では、ピーチを除くLCC(ローコスト・キャリア[格安航空会社]は、この専用の第3ターミナルから出発となります。往路に乗ったのは、バニラ・エア。全日空系列で、札幌、那覇などリゾート地に特化した路線を主に飛んでいます。出発を待っていたところ「機材のやり繰りの関係で、出発時刻が遅れます」とアナウンス。果たして、函館まで無事に飛べるのでしょうか?

それでも保安検査場を過ぎて、出発ロビーで飛行機を待つことにします。


手前から、春秋航空日本、バニラ・エア、ジェットスタージャパンの順に停泊しています。これらLCC(ローコスト・キャリア[格安航空会社]のおかげで、国内外の旅が気軽になった、とお思いの方も多いのではないでしょうか。

結局、45分程遅れて機内へと案内されました。飛行機まではターミナルからランプバスで連絡です。座席は右側の窓際。これが後程、特等席となりました!

出発時間になって機体のドアが閉まると、キャビンアテンダントさんによる「機内安全のためのデモンストレーション」が始まりました。レガシーキャリア(一般航空会社)では、オーディオサービスで行われるこの説明も、LCC(ローコスト・キャリア[格安航空会社]では、オーディオ装備などありませんので、実際にデモンストレーションを行いながら説明されます。


まずはシートベルトの付け方から。バックルをこの様に動かしてください、という解説と共にベルトを提示していきます。


続いて、酸素マスクの使い方。緊急事態が発生して、機内に酸素が必要になった時にこの様に下りてくるそうです。口への付け方、バンドの締め方一つ一つを解説していました。


最後は救命胴衣の付け方。頭からすっぽりとかぶり、機内から脱出するときに紐をひくと膨らみます。これは中に高圧ガスが入っているからだそうです。(以前、JALの整備工場を見学した際に教えてもらいました)膨らみが足りない時は、上のマウスピースから空気を吹き入れます。

このデモンストレーションが終わると、飛行機は滑走路に出て、函館に向けて離陸します。そして、飛行状態が安定した頃から機内販売が始まります。LCC(ローコスト・キャリア[格安航空会社]では、機内食、グッズは勿論のことドリンクも有料です。中でも今回、このバニラ・エアで食べたかったのが、「オリジナルのクリームパン」でした!


この「とろ~りクリームパン」は、成田ゆめ牧場の牛乳を使ったカスタードクリームがぎっしりと詰められており、パンの表面にはバニラ・エアのロゴがちゃんと焼き付けてありました。一口食べると、濃厚なカスタードクリームが、お口のなかにとろ~りと!これはもう、最高の味です!

このクリームパン、便によっては、すぐに売り切れてしまう場合もありますので、ご注意を。

空の上でのスナックタイムを終えると、飛行機はもう函館空港に着陸態勢になりました。すると右の眼下に見えてきたのは、立待岬。これは函館市内の上空が撮れるかな、と期待していました。


函館山付近の上空です。天気も曇り空ではありましたが、函館山と函館の街並みがバッチリと見えました。目の下には、青函連絡船「摩周丸」の姿も見えます。これは特等席でした!次回以降も函館行き飛行機乗る時は、指定料金払ってでも右側の窓際がいいかな、とまで思いました。

そして、定刻より約50分遅れで函館空港に到着。ここから北海道の旅は始まるのでした。