【頑張れ銚電!】銚子電鉄途中下車の旅~笠上黒生駅と銚子電鉄の仲間たちの巻

皆様、こんばんは。「てつきち」です。先日お伝えしました様に、現在、千葉県の銚子電気鉄道がピンチになっています!

そこでこのページでも「頑張れ銚子電鉄!」ということで、銚子電鉄各駅の沿線情報をお送りしていきたいと思います。コロナ収束後には、このページを参考にして是非銚子電鉄の旅を楽しんでいただけたら、という思いで書かせていただきます。

今日の旅は笠上黒生(かさがみくろはえ)駅からのスタートです。

難読駅名の一つでもあるこの駅は、最近ではネーミングライツ権の公募から選ばれた「髪毛黒生(かみのけくろはえ)駅になりました。髪の毛が薄毛でお悩みの方は是非行かれて、駅の改札口で入場券をお守りとして購入されてみてはいかがでしょうか?

この笠上黒生駅は列車交換駅で、上下の列車がここですれ違います。特に朝夕の時間帯は、電車によっては待ち時間が多い事もあります。写真は、下り外川行の最新鋭電車・3000形です。

やがて犬吠方から、デハ2002を先頭とした銚子行の電車がやってきました。この「一昔の西武電車みたいな塗装」は、昭和50年代に採用されていた塗装だとか。

クハ2502と3000形電車の並びを撮影するしているうちに、やがて電車は発車となります。この駅は交換駅という事もあって有人駅なのです。名物のぬれ煎餅も、この駅で購入することが出来ます。

それでは、笠上黒生駅で途中下車して、ぶらりと歩いて見る事にしましょう。

笠上黒生駅から歩いて約15分の所にある、銚子ポートタワーです。4階の展望台までエレベーターで上がると、銚子の町や港、海の風景を360度の世界で一望することが出来ます。

先日ご紹介した、銚子大橋の方です。ここで利根川を渡れば、反対側は茨城県波崎。利根川の流域面積の広さを改めて感じますね。

銚子の漁港です。撮影したのが2019年の元旦だったので、漁船の姿はありませんでした。

ポートタワーの中に観光客の方々です。ここ銚子の町では、緯度の関係から「本州一早い初日の出」を拝むことが出来るので、ご来光の時は人数限定でこのポートタワーからご来光を拝むことが可能となっています。

それでは今度は、併設されている「ウオッセ21」に行ってみましょう!

中でも一番人気なのが、練り物の美味しい「嘉平屋」さんで、すり身にカレー粉を入れて揚げた1個70円の「カレーボール」が美味しいのが特徴です!

早速私も買い食いして「写真撮らせて下さい」とお願いした所、お店のおばちゃんは笑顔で、
「いいわよー。美味しそうに撮ってね!」と快諾してくれました。

銚子電鉄車内の「嘉平屋」さんの吊り広告です。皆様、ここでこの吊り広告が手描きであることにお気づきの事と思われます。今は少なくなりましたが、この銚子電鉄の吊り広告はかつては「全て手描き」で描かれていたのです。それがまた持ち味を出して、銚子電鉄らしさを感じたものでした。

こちらが「ウオッセ21」の店舗内です。海産物あり、食堂ありと楽しめますね!

そしてこの「ウオッセ21」では、毎月第3日曜日の昼過ぎに「マグロの解体ショー」を行っています!

今朝水揚げされたばかりのマグロです。尻尾だけは既に取ってあります。

まずはカブト(頭)を落としていきます。このマグロの頭、オーブンで「カブト焼き」にすると美味いんですよね!

そしてマグロをおろし、食べやすい大きさに切っていきます。

更に部位を切り分けていきます。あー、早く食べたいよー!

骨周りの肉を、そぎ落としています。これが「中落ち」という奴で、御飯にのせて食べたらどれだけ美味しいでしょうか!

捌いたマグロは、その場で無料で試食。(お一人様一皿限り)「ウオッセ21」行かれるのでしたら、毎月第3日曜日を狙って行かれてみてはいかがでしょうか。

それでは笠上黒生駅へと戻ります。ここは銚子電鉄の交換駅でもあるので、現在走っている銚子電鉄の仲間たちをご紹介することにしましょう。
(1)3000形[デハ3001-クハ3501]

元・京王帝都電鉄の名車・5000系で、愛媛県の伊予鉄道を経て入線した、銚子電鉄では最新鋭の車両です。カラーリングは、1985年(昭和60年)に走っていたトロッコ客車「澪つくし」号のものを採用したそうです。

(2)2000形[デハ2001-クハ2501]

2010年(平成22年)に運行を開始した、元京王帝都電鉄の2010形電車で、伊予鉄道を経て入線しました。これにより、銚子電鉄に冷房車が入った事になりますが、変電所の電圧の関係で、冷房が使用されるのは銚子駅・外川駅での停車時のみとなっています。またクハの方は、伊予鉄時代に京王帝都5000系のマスクに改造されました。

左側の電車が、クハ2501号車です。確かに、京王帝都電鉄5000系のマスクに見えますよね!塗装は移籍当時が京王帝都電鉄の「グリーン車塗装」でしたが、現在は「大正レトロ電車」ということで、ブルーの濃淡という1970年代に銚子電鉄が採用していた塗装になっています。

こちらがデハ2001号編成の現在の塗装です。

(3)2000形[デハ2002-クハ2502]

デハ2001号編成と同時に2010年(平成22年)に運行を開始した、元京王帝都電鉄の2010形電車で、伊予鉄道を経て入線しました。

この2002号編成は、登場時はアイボリー一色に「イオン銚子ショッピングセンター」のラッピングがされていました。

後にアイボリーに赤帯、という京王帝都電鉄時代の塗装に変わりました。その姿は、かつての京王線時代の活躍を思い出させてくれるようでした。事実、京王線で特急が増発された時、5000系電車だけではまかなえず、2010系電車や2700系電車などの「京王のグリーン車」をこの塗装に塗り替え、特急電車に使用した記録がある程です。

クハ2502のアイボリー塗装です。これは言われてみないと5000系に見間違えてしまう程ですね!

一時はこの様な塗装になった事もありましたが、脱線事故で長期の運休を余儀なくされてしまいます。そして銚子商業高校の生徒さん達の手によって行われた募金を基に修繕が完成し、塗装も1980年代の「赤とベージュ」塗装に変わりました。

この事から一部の鉄道ファンは、銚子電鉄のことを「京王電鉄銚子線」と呼ぶ人もいるそうです。

(4)デキ3型電気機関車

仲ノ町駅の時もご紹介しましたが、銚子電鉄のマスコットである小さな電気機関車・デキ3。1922年(大正11年)にドイツで生まれ、山口県の宇部炭鉱で活躍してきました。1941年(昭和16年)に銚子電鉄へ移籍。ヤマサ醤油工場への貨物輸送や、朝夕のラッシュ時には二軸客車ハフ1.ハフ2を牽引する旅客列車にも活躍していました。1984年(昭和59年)に貨物輸送が廃止となると役目を失い、現在は仲ノ町駅構内で動態保存されています。尚、残念ながら現在では本線内を走ることは出来ないそうです。

せっかくですから、過去の車両も幾つかご紹介してまいりましょう。
(1)デハ101号電車

1939年(昭和14年)に日本鉄道自動車工業で製造された11m木造車体・直接制御の小型ながら銚子電鉄初のボギー車でした。台車は下野電気鉄道(現在の東武鉄道鬼怒川線)で使用していた物の流用でした。

1985年(昭和60年)には、沢口靖子主演のNHKドラマ「澪つくし」にも登場し、小さいながらもラッシュ時などの増結用として活躍してきました。

デハ700形2両が入線してくると予備車になり、1999年(平成11年)に廃車・引退。引退後は笠上黒生駅で物置になっていましたが、2009年(平成21年)に解体されました。使用していた台車は、東武博物館と上毛電気鉄道の大胡車庫でそれぞれ保存されています。

(2)ユ101号遊覧客車

1985年(昭和60年)、沢口靖子主演のNHKドラマ「澪つくし」が放送されたのをきっかけに、観光客を呼び込もうということで、国鉄の古い無蓋貨車を改造したトロッコ列車です。主に団体用として連結されたため、個人での乗車はなかなか出来ず、悔しい思いをしたことがあります。
しかし保安基準などの関係から2007年(平成19年)に休車となり、2012年(平成24年)に正式廃車となりました。

(3)デハ701号電車

元は滋賀県の近江鉄道で走っていたモハ51号電車を1978年(昭和60年)に譲り受けたものです。2010年(平成22年)に2000形電車の導入で引退し、現在は千葉県いすみ市の「ポッポの丘」に静態保存されています。

(4)デハ702号電車

デハ701号電車同様、元は滋賀県の近江鉄道で走っていたモハ52号電車を1978年(昭和60年)に譲り受けたものです。この電車は701号電車よりも早く引退し、長い間外川駅で留置されてきましたが、現在は701号電車同様千葉県いすみ市の「ポッポの丘」に静態保存されています。

(5)デハ801号電車

元は伊予鉄道の電車で、銚子電鉄には1985年(昭和60年)にやって来ました。デハ2000形のデビューと入れ替わるように2010年(平成22年)に引退しました。現在では外川駅に静態保存されており、日中には車内も公開されます。

(6)デハ1001号電車

元・営団地下鉄銀座線の2000形電車で、銚子電鉄入線時に両運転台化、パンタグラフの設置などが行われました。最初は「桃太郎電鉄」とのタイアップ塗装でしたが、後に銀座線時代の塗装に復元されました。

この塗装に復刻された時には、イベント用として銀座線時代の「渋谷」「上野」「浅草」の方向幕も復活しました。2016年(平成28年)に引退し、千葉県松戸市にある「昭和の杜博物館」に移設され、展示保存されました。

(7)デハ1002号電車

こちらもデハ1001号電車同様、元・営団地下鉄銀座線の2000形電車で、銚子電鉄入線時に両運転台化、パンタグラフの設置などが行われました。最初は漫画「鉄子の旅」とのタイアップ塗装です、海をイメージした青と、太陽をイメージしたオレンジの塗り分けになっていました。

その後、赤い車体に白帯の「丸ノ内線塗装」になり、方向幕も「方南町支線」で採用されていた形式と同じ「銚子⇔外川」となりました。同時にイベント用として「方南町⇔中野坂上」「中野富士見町」の幕も入れられました。2015年(平成27年)に引退し、現在は仲ノ町駅構内で静態保存されています。

この他、銚子電鉄の旅客車にはデハ201号車、デハ301号車、デハ501号車、2軸客車のハフ1号車、ハフ2号車がありましたが、保有画像が手元にないため、ここでは割愛させていただきました

次回は君ヶ浜駅から犬吠駅を旅したいと思います。次回もどうぞお楽しみに!

※この情報は、緊急事態宣言以前に歩いて調べたものです。そのため、現在では緊急事態宣言を受けて営業休止や閉鎖になっている場合もありますので、宣言解除後のご来訪の折は最新の情報を確認されます様、よろしくお願いいたします。