【奇跡のショット!】2台揃った京王バス東の「ワンロマ復刻塗装車」

皆様こんばんは、「てつきち」です。いかがお過ごしでしょうか?毎週月曜日と木曜日は「てつきちの日」。今日も乗り物の話題をお届けしたいと思います。

今日の1枚は先日、永福町にある京王バス東の車庫で撮影したものです。従来の塗装車を挟むかの様に「ワンロマ復刻塗装車」が停車していましたので、思わず1枚。

では「ワンロマ車」とは一体、どんなバスのことを言うのでしょうか?

京王バスの場合、正式名称は「路線・高速兼用車」といい「ワンマン・ロマンス」の略称から「ワンロマ車」の通称で呼ばれていました。

この「ワンロマ車」が登場したのが、昭和50年代前半。当時の京王帝都電鉄バスは、路線網の拡張で新車を何両も増備していました。また浜松町・新宿~富士五胡間(現在、浜松町発は廃止されました)を走っていた「中央高速バス」は休日ともなると増発、増車が相次ぎ、料金箱設備のない貸切車まで車掌さんを乗せて駆り出すという状態でした。

そこで1978年の「中央高速バス甲府線」開業を機に、路線バス・高速バス両方で使用できるタイプのバスを登場させよう、という事で登場したのが、初代の「路線・高速兼用車」でした。

これが初代「ワンロマ車」のカラーリングです。平日は一般の路線バスに使用するという事で、2ドアにつり革と通勤仕様でしたが、車内は高速バスに対応できるようにリクライニングシートが設けられました。

数年後に登場したのが、トップ画像の左側にある「白と緑のワンロマ車」です。塗装は白色ベースに、オレンジやグリーンでカラーリングされ、降車用扉は4枚の折戸式となっていました。

中央高速バスの増発便に使用するという事で、方向幕には「河口湖」「山中湖」「本栖湖」「甲府駅」等の表示も入り、主に永福町と中野の営業所に集中配置され、平日は新宿駅西口~中野車庫間、新宿駅西口~永福町間等の一般路線バスに、休日は「中央高速バス」の増発便としてフレキシブルに活躍しました。

1986年頃には3代目の「ワンロマ車」が登場し、こちらは黒をベースとした貸切車と同一のカラーリングになりました。

しかし年月が経つにつれ、一般便と「ワンロマ車」による増発便のサービス格差が出たことや、車内が観光仕様であったため、ラッシュ時の使用に困難をきたしたことから、次第に「中央高速バス」の増発便は、貸切車に車掌さんを乗せてまかなう事が多くなりました。

こうしてかつての「ワンロマ車」は、一般路線車へ格下げされ、中には座席のリクライニング装置を撤去したバスもありました。そして短距離の貸切や、大学等の契約輸送専用車に転用され、波瀾万丈な人生を終えたのです。

子供の時に京王バスに乗った時、このバスが来たら「あー、ラッキー!」と思った事を、今も覚えています。そんな懐かしい時代のカラーリングを復活して下さった京王バスさんに脱帽です!

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