懐かしい昭和レトロ!いすみ鉄道「昭和の観光急行列車」(千葉県いすみ市)


いすみ鉄道(千葉県)の「昭和の観光急行列車」です。

JR外房線の大原駅から分かれ、房総半島をほぼ横断するように走り、城下町の大多喜へ。そこから更に進み、終着・上総中野駅で小湊鐵道に接続しているいすみ鉄道。

この鉄道では、土曜・日曜・祝日に、大原駅~上総中野駅(大多喜~上総中野間は普通列車)を走るこの列車、今となっては懐かしい国鉄型キハ(気動車)の2両連結で走ります。この列車には、乗車券の他、大人300円の急行料金が必要となります。

まず、上総中野側につくのは、キハ52-125号車。

かつては大糸北線(南小谷~糸魚川間)で走っていた車両で、JR引退後、このいすみ鉄道にお輿入れ(移籍)となりました。大糸線時代はクリームに紺色の「スカ色塗装」で、いすみ鉄道移籍後にクリームと朱色の「国鉄色塗装」へと変わり、更にこの首都圏塗装(いわゆる「タラコ色」)に変わりました。この車両は「自由席車」で、乗車券と急行券で乗ることが出来ます。

そのキハ52と相方を組むのが、キハ28-2346号車です。

この車両は、もともと急行列車用に開発された、キハ28形・58形のグループで、登場当時は房総各線の夏季輸送にも活躍した、千葉県とは深いご縁のある車両です。最後はJR西日本の高山本線用(猪谷~富山間)で活躍し、この地にやってきました。

車内は高山本線時代にセミクロスシート(デッキ近くの席をボックスからロングシートに改良)改造されましたが、それ以外は国鉄時代の原型をとどめた貴重な車両となっています。この列車は、急行列車として運用の時には乗車券、急行券の他、300円の座席指定券が必要となります。

今となっては懐かしい「昭和レトロ」な列車が2両連結されて走るいすみ鉄道の「昭和の観光急行列車」。車両だけではなく、車内の風景、沿線風景などすべてが「懐かしい」気持ちにさせてくれます。そんな原風景なところが、鉄道ファンの人気を集めているのかもしれません。

この「昭和の観光急行列車」は、一部の便で「レストランキハ・ランチクルーズ」と称し、車内で房総名産の伊勢エビや海の幸をふんだんに使ったイタリアンやお刺身が味わえるグルメ列車としても運行されます。

このグルメ列車のお話は、また機会を改めてご紹介したいと思います。