皆様、こんばんは。「てつきち」です。1週間のご無沙汰でした。昨日は多忙のため、今週の「てつきち」は火曜日配信となります。
さてこの9月30日、20年間に渡って北の台地・北海道を走ってきたリゾート列車「クリスタルエクスプレス」がラストランを迎えました。最終日の札幌駅には、全国各地から多くの鉄道ファンが詰めかけ、最後の走りや入線シーンを写真や動画で撮影する姿が見られ、全国区のニュースでも取り上げられた程です!

運転席部分を2階に上げて前面展望を重視した姿は、イタリアの特急電車「セッテベロ」号に端を発し、日本では1961年(昭和36年)に名古屋鉄道[名鉄]が「パノラマカー」としてそのスタイルを踏襲。その2年後の1963年(昭和38年)には小田急電鉄が3100形ロマンスカー「NSE(New super Express)」車として受け継ぎ、以後の小田急ロマンスカーシリーズでも今日の最新鋭・70000形「GSE」車にまで繋がっているデザインです。
それでは、車内を見てみることにしましょうか。


1階部分には電子レンジなどを備えたビュッフェカウンターがあり、軽食や飲み物の販売も行われていましたが、この時は生憎と営業休止状態でした。最近ではJR北海道の特急列車そのものの車内販売が全廃された、という残念なニュースがあるだけに、せめてこの様な観光列車では是非、車内販売をやって欲しいものですね。人件費その他のコストを考えると難しいものはありますが。

この特急「フラノラベンダーエクスプレス」号が富良野に到着する時、富良野ということで、さだまさし氏が歌う「北の国から」のスキャットが流れてきた時は思わず笑ってしまいました。
最盛期には多くのリゾート列車が走っていた北海道。それも今となっては懐かしい思い出と化してしまいましたね。