【惜別】さようなら!川越丸広「わんぱくランド」は9月1日が最終日


皆様、こんばんは。「てつきち」です。毎週月曜日は「てつきちの日」。今週は、9月1日(日曜日)限りでなくなる、「最後のデパート屋上遊園地」である川越丸広百貨店の話題をお送りしたいと思います。

まずは、もう日本に二台しかない「屋上観覧車」。こちらが現役稼働中のものとしては、日本最古の屋上観覧車になります。その乗車風景を、まずは動画でお楽しみください。

屋上観覧車からの風景です。乗車時間にして約3分というものでしたが、ちょっとした空中散策でした。

屋上をほぼ一周するミニモノレール「わんぱくビード」です。小さなモノレールですが、時折揺れてちょっとしたスリルも味わえます。

出発から到着までの様子を、動画で撮影してきました。約2分間の小さな旅です。

ミニ飛行機「わんぱくエアプレーン」です。こちらにも乗ってきました。飛行時間3分の小さな空の旅です。

動画でお楽しみください。

飛行機が飛んでいる時は、こんな感じで飛んでいます。

この様な「お子様専用のミニ飛行機」もありました!

コイン式のバス型遊具です。これで「未来のバス運転士さん」を目指した人は何人いたのでしょうね。

こんな、ミニドライブが楽しめる遊具もありました。

クレーンゲームも、こんなに充実していました。

昭和30年代は「デパートへのお出かけ」といえば、それはよそ行きの大行事でした。服装もちゃんと整え、デパートでお買い物。お昼は最上階の大食堂で「お子様ランチ」を食べ、最後は「屋上遊園地」で遊ばせてもらう。まさに夢のようなお出かけでした。

しかし先述の様に、1973年(昭和48年)に発生した熊本・大洋デパート火災で多数の犠牲者が出たことから、デパート屋上の在り方が見直される様になり、同時に遊具も老朽化したことから、「屋上遊園地」は次第に姿を消して行きました。

その中で、最後まで「本格的な屋上遊園地」として残っていた、ここ丸広百貨店川越本店の屋上遊園地「わんぱくランド」も、耐震化工事の資材置き場になることを理由により、今年9月1日限りで姿を消すことになりました。当初は工事終了後、屋上遊園地を再開する予定でありましたが、観覧車の部品がもう確保できない状態であり、再開は断念されました。

同時にこれは「デパートの屋上遊園地」の幕引きでもありました。

この週末は、川越へのお出かけなどいかがでしょうか?最終日は、16時30分までの営業になるそうです。

詳しくは丸広百貨店川越本店のホームページをご参照ください。

からっ風に吹かれながら走る「日本最古の電車」デハ101!(群馬県前橋市・桐生市)


群馬県前橋市の中心部・中央前橋駅と、桐生市の西桐生駅の間25.4kmを結んで走る私鉄・上毛電気鉄道。そこには「生きた化石」とも言うべき、日本最古の電車が今でもイベント用で走っています。

その電車の名前は「デハ101」号車。「日本最古の電車」に相応しくチョコレート色に塗られており、その風格は抜群です。この電車が誕生したのが1928年(昭和3年)の上毛電気鉄道開業の時であるから、まもなく御年80歳を迎えることになります。

大胡電車庫にて撮影した、上毛電気鉄道デハ101号電車です。こちらは西桐生寄りの前面で正面3枚窓の非貫通式になっています。「貸切」のヘッドマークがカッコいいですね!

同じく大胡電車庫で撮影したデハ101号電車の中央前橋寄りの前面です。こちらは貫通扉があるのが特徴です。「群馬県近代化遺産 デハ101のヘッドマークが付いていました。

このシリーズの電車は合計6両が製造され、長年にわたって上毛電鉄の主役として活躍してきましたが、老朽化により仲間は引退したり、車体の更新改造を受けたりしてきました。

その中でデハ101と104は、当時走っていた貨物列車や工事用の列車を牽引する「電気機関車」としての役割をも果たし、平成の時代にまで現役として活躍してきたのです。

デハ104号車は1997年(平成9年)に長期休車の後に廃車となりましたが、幸運にも解体は免れて、現在では大胡電車庫の中に静態保存されています。塗装は、かつての上毛電気鉄道標準色の「カラシ色」に塗られています。年に数回の車庫イベントの時には、車内も公開されます。

デハ101号車は何回か塗装変更はありましたものの、登場時の姿そのままで活躍し、塗装も製造当時の「チョコレート色」一色に復元され、工事用列車の機関車や、イベント列車として活躍し、現在に至っています。またその歴史が認められ、現在では「群馬県近代化遺産」にも登録されているほど。

デハ101に乗ってきました!

そのデハ101号電車に、機会があって乗る事が出来ました。出発駅となる大胡駅に集合し、電車を待ちます。

上毛電気鉄道・大胡駅です。ここには駅の他、電車庫や変電所もあり、いわば「上毛電鉄の中枢駅」です。この駅舎は、電車庫や変電所などと共に「国の登録有形文化財」として登録されているほどです。これだけでいい被写体になりますね。

やがて「ウイ~ン」と吊り掛けモーター独特の重厚音を響かせて、デハ101号電車がやってきました。

現在の上毛電鉄の主戦力である700型電車(元・京王井の頭線3000系)と並んだデハ101号電車です。まるで「おじいちゃんと孫が語らっている」様な姿ですね。

ドアが開き、車内に案内されました。

「うわー、こりゃすごいや!」

「これぞ、レトロ電車!」

一緒に乗った人が、思わず声を上げた程でした。その車内はニス塗りで復元されており、つり革も木製という当時ならではのこだわりです。このレトロさ、今の鉄道車両では真似するのが難しい位の出来ですね。

また車内の吊り広告も、昭和時代に出されていたと思わせるものが再現されていました。

「神戸 川崎車輌会社 昭和参年」の文字が輝く製造銘板です。このデハ101号電車は、日本国内で「現役として動く鉄道車両」の中では日本最古の部類に入ります。

ドアが閉まり、いよいよ出発進行です!運転台の機器も今とは違ってアナログなため、電車の運行に当たっては、運転士の経験と勘がものをいう電車です。

速度が上がっていきますと、吊り掛けモーターの唸る音も最高潮になり、鉄道ファンにとっては最高の雰囲気になります。モーターの振動が床下から伝わってきて、足がしびれる程ですが、このモーターの唸りこそが、鉄道ファンの心を魅してやまないのです。

「この電車のモーター音、ガキの頃に乗った電車そのものだよ!」

乗り合わせた、50代ぐらいの男性の方がそうおっしゃっていました。確かに今、このような吊り掛けモーターの音は、路面電車でもなかなか聞くことが出来なくなっています。関東地方で吊り掛けモーターの電車が現役で走っているのは、ここ上毛電鉄以外では都電荒川線の7000形、江ノ電の1000形電車位になってしまいました。

桐生市側の終着駅・西桐生駅です。JR両毛線の桐生駅までは徒歩5分の道のりです。この伝統ある駅舎は、上毛電鉄開業当時からの駅舎で「関東の駅百選」にも指定されたほどです。駅前にはコンビニ(セブンイレブン)があるので、車内で飲むドリンクを買う時などには便利です。

沿線では、どこかでこの電車の運行情報を聞きつけたファンや、沿線の住人たちが、カメラやスマホを向けていました。そのファン達に手を振るかのように、デハ101号電車は吊り掛けモーターの強い唸りを響かせて、からっ風の吹く赤城平野を走っていました。

デハ101号電車を貸し切る事が出来ます!
このデハ101号電車は、工事用列車、イベント列車などの他、グループや個人で貸し切ることも出来ます。コースは、車庫のある大胡駅~中央前橋駅~西桐生駅~大胡駅というコース(大胡駅~西桐生駅~中央前橋駅~大胡駅というコースも可能)で、1乗車100,000円です。

ただ乗って、モーター音を鑑賞するのも良し、車内で生ビールを味わう「ビール電車」として走らせるのも良し、など、方法はさまざまです。

この電車を貸切で運行しますと、特製の記念乗車証がプレゼントされる他、国の「登録有形文化財」に登録されている大胡電車庫の見学も出来ます。

こちらが大胡電車庫です。700型電車と、デキ3021号電気機関車が並んでいます。この風景、鉄道模型のレイアウトとして再現したくなりますね!

[貸切列車連絡先]総務部 貸切担当 TEL:027-231-3597

また、事前の予約が必要であるが、大胡電車庫の見学のみも出来ます。

[車庫見学連絡先]上毛電気鉄道本社 TEL:027-231-3597

イベント列車の運行情報などは・・・・

上毛電鉄ホームページ

懐かしい昭和レトロ!いすみ鉄道「昭和の観光急行列車」(千葉県いすみ市)


いすみ鉄道(千葉県)の「昭和の観光急行列車」です。

JR外房線の大原駅から分かれ、房総半島をほぼ横断するように走り、城下町の大多喜へ。そこから更に進み、終着・上総中野駅で小湊鐵道に接続しているいすみ鉄道。

この鉄道では、土曜・日曜・祝日に、大原駅~上総中野駅(大多喜~上総中野間は普通列車)を走るこの列車、今となっては懐かしい国鉄型キハ(気動車)の2両連結で走ります。この列車には、乗車券の他、大人300円の急行料金が必要となります。

まず、上総中野側につくのは、キハ52-125号車。

かつては大糸北線(南小谷~糸魚川間)で走っていた車両で、JR引退後、このいすみ鉄道にお輿入れ(移籍)となりました。大糸線時代はクリームに紺色の「スカ色塗装」で、いすみ鉄道移籍後にクリームと朱色の「国鉄色塗装」へと変わり、更にこの首都圏塗装(いわゆる「タラコ色」)に変わりました。この車両は「自由席車」で、乗車券と急行券で乗ることが出来ます。

そのキハ52と相方を組むのが、キハ28-2346号車です。

この車両は、もともと急行列車用に開発された、キハ28形・58形のグループで、登場当時は房総各線の夏季輸送にも活躍した、千葉県とは深いご縁のある車両です。最後はJR西日本の高山本線用(猪谷~富山間)で活躍し、この地にやってきました。

車内は高山本線時代にセミクロスシート(デッキ近くの席をボックスからロングシートに改良)改造されましたが、それ以外は国鉄時代の原型をとどめた貴重な車両となっています。この列車は、急行列車として運用の時には乗車券、急行券の他、300円の座席指定券が必要となります。

今となっては懐かしい「昭和レトロ」な列車が2両連結されて走るいすみ鉄道の「昭和の観光急行列車」。車両だけではなく、車内の風景、沿線風景などすべてが「懐かしい」気持ちにさせてくれます。そんな原風景なところが、鉄道ファンの人気を集めているのかもしれません。

この「昭和の観光急行列車」は、一部の便で「レストランキハ・ランチクルーズ」と称し、車内で房総名産の伊勢エビや海の幸をふんだんに使ったイタリアンやお刺身が味わえるグルメ列車としても運行されます。

このグルメ列車のお話は、また機会を改めてご紹介したいと思います。