【特別車】東武鉄道634型「スカイツリートレイン」に乗ってきました!

日付が変わりました。皆様、いかがお過ごしでしょうか?昨日は、今年の鉄道友の会「ブルーリボン賞」「ローレル賞」が決定し、このページで以前ご紹介した東武鉄道500系特急電車「リバティ」「ローレル賞」を受賞する、というおめでたい話題となりました。

そんな訳で、今日も東武の特急電車の話題をお届けいたします。

快速用の6050系電車のうち、6177編成と6178編成の2編成を展望車として改造した634型「スカイツリートレイン」です。これは東京スカイツリーをPRするために誕生したもので、登場当時は日光・鬼怒川特急の他、会津鉄道に直通して会津田島まで走ったり、浅草~春日部~大宮間で走ったりしたこともありました。

2017年(平成29年)4月16日で定期運行を終了し、以後は団体専用車両として使用されています。

その634型「スカイツリートレイン」へ2016年(平成28年)8月に乗る機会がありました。鉄道愛好家の有志でこの「スカイツリートレイン」を貸し切り、上毛電鉄のデハ101号電車も貸し切ろう、というツアーで、浅草駅から赤城駅まで乗ってきました。

浅草駅の急カーブホームで撮影した634型「スカイツリートレイン」です。乗務員さんと話をしているのは、東武トップツアーズの添乗員さんです。(プライバシー保護のため、画像を修正してあります)

この乗った日は大雨で、ダイヤも乱れがちでした。それでも「余計にスカイツリートレインに乗っていられる」という皆の思いの方が強く、車内は大盛り上がりでした。


ワインレッドのモケットのシートが並んでいます。1人掛けと2人掛けのリクライニングシートが並び、2人掛けの方は景色を楽しめるように窓向きになっています。

窓側に向いた、2人掛けのリクライニングシートです。観光列車にはふさわしい車内ですね!

もう一方の車内は、ブルーのモケットのリクライニングシートが並んでいます。

運転席後ろのミニロビーです。ここでおしゃべりすることも出来ます。またこの近くには、定期列車営業の際に車内販売の基地ともなるミニカウンターもあります。

車内に設けられたミニステージで、車内イベントの司会をしている東武トップツアーズの添乗員さんです。(プライバシー保護のため、画像を修正してあります)この後はカラオケ大会となり、私も細川たかしの「応援歌いきます」を熱唱してきました。このステージのカラオケは、各車両のモニターテレビに映し出されるそうです。

車内には、この様に記念撮影用のボードもあり、観光列車として相応しいサービスです。ちなみに写っているのは、筆者本人です。(プライバシー保護のため、画像を修正してあります)

この634型「スカイツリートレイン」の「634」とは、東京スカイツリーの高さの634mから取ったそうです。

この楽しい列車、また定期で走ってくれるといいなぁ。そして欲を言えば、東上線にも是非来てもらいたいものです。

【惜別】さようなら東武1800系電車


皆様、こんにちは。今日・5月20日には各所で鉄道イベントが開催されましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

さてその中で、本日ラストランを迎えた車両がありました。

それはかつて東武鉄道で赤城急行(現在は特急に格上げ)で使用された1800系電車の最後の1編成・1819F編成が、今日の「さようならツアー」を最後に引退したのです。このツアーチケットは、ほぼ発売と同時に完売の人気でした。

それではこの「東武鉄道1800系」というのはどんな電車だったのでしょうか?

観光輸送が主体だった日光・鬼怒川線系統には、従来から花形特急列車が走っていましたが、ビジネス需要の強かった伊勢崎線系統にも、割合速度の速いビジネス急行列車が走り、一部は上毛電鉄の中央前橋駅まで乗り入れていた列車もありました。

しかし使われていた車両は、日光・鬼怒川線系統の特急電車のお古であるモハ5310形やモハ5700系という旧型車両ばかり。これを体質改善しようと1969年(昭和44年)から1987年(昭和62年)にかけて54両が製造された、赤城急行「りょうもう」号専用の急行電車です。

赤い車体に白い帯が入り、当初は4両固定編成でしたが後に中間車2両が増備され6両固定編成となりました。また、日本の鉄道車両の中で初めてジュース類の自動販売機を車内に設置した第1号の車両でもありました。

1800系の車内です。車内にはリクライニングこそしないものの、ゆったりとした回転式クロスシートが並び、背面には折り畳み式のテーブルまで備え付けられていました。これは当時の国鉄特急電車の座席を大いに意識したものであった、と言われています。

この様に長らく伊勢崎線系統の急行「りょうもう」号の顔として活躍してきた1800系電車も、平成の世に入ると後継車・200系の陰に薄れるようになりました。

その中で1814F編成は1994年(平成6年)に休車となり、北館林荷扱所にカバーで覆われて留置されていたが、2000年(平成12年)8月に廃車・解体されました。

残りの編成も、他社への移籍話や「東上線系統に移籍させて有料特急を走らせる」という様な話も出ましたがいずれも実現せず、1811Fと1812F、1815Fの3編成は中間車2両を廃車として4両固定編成の通勤車に改造され、デッキやトイレ、自動販売機、一部の座席を撤去したうえで佐野線などで走っていました。

通勤車に改造された1812F編成です。ドアが各車1ヶ所ずつだったので、乗降の際には時間が余計にかかったといいます。

通勤車に改造された1812Fの車内です。一部の座席が撤去されて立席スペースになり、つり革が増設されています。

しかしこの通勤車に改造された3編成も、佐野線や小泉線などのワンマン化に伴い2006年(平成18年)には運用を離脱、廃車解体となりました。

1813F・1816F~1818Fの4編成は日光・鬼怒川線対応のブレーキ等の改造を行い、300系(6両編成)・350系(4両編成)に改造され、宇都宮線系統の急行(現在は特急に格上げ)「しもつけ」号や、日光・鬼怒川線の不定期特急「きりふり」号、「ゆのさと」号、東武トップツアーズの団体列車扱いとして走る夜行特急「尾瀬夜行23:50」号、「スノーパル23:50」号として活躍しています。

東武日光駅で並んだ1819F編成と、350系特急「きりふり」号の並びです。元をたどれば同じ1800系ですが、塗装が変わるとイメージも変わるものですね!

しかし300系(6両編成)は既に廃車となり、残る350系も宇都宮特急「しもつけ」号や、多客時運転の日光・鬼怒川方面不定期特急「きりふり」号、「ゆのさと」号のみでの活躍となっています。また今年から夜行特急「尾瀬夜行23:50」号が新型特急の500系「リバティ」で運行されることが決定したため、350系の活躍もあと僅かとなりそうです。

撮影や乗車は、早いうちに済ませておきましょう!

今回最後まで残った1819F編成は、団体用や波動用として原色のまま残りました。その際、自動販売機と列車公衆電話は撤去されましたが、それ以外の設備はそのままで日光線の臨時快速列車や、団体列車として活躍してきました。

私自身も2010年(平成22年)に東武トラベル(現在の東武トップツアーズ)主催のミステリー列車でこの1819F編成に乗車しました。この時は、北千住~伊勢崎~東武動物公園~東武日光~北千住、という盛りだくさんなコースでした。先ほどご紹介した1819F編成と、350系特急「きりふり」号の並びは、そのツアーの際に撮影したものなのです。

もしも1800系が東上線系統に移籍していたら、どうなっていたのでしょうね。この設備からすると、塗装も栄光の紺色に黄色い帯を巻いて有料特急「フライング東上」号復活!なんてなっていたでしょうね。あるいは秩父鉄道直通特急「みつみね」号や「ながとろ」号復活とか。そんな夢を語ると、きりがありませんのでこの辺で。

東武鉄道1800系電車、長い間お疲れ様でした!ファンは決して、貴殿の事を忘れたりはしませんよ。

新しい東武特急「リバティ」に乗ってきました!


デビューしてちょっと間が開いてしまいましたが、東武鉄道の新型特急500系「リバティ」に乗ってきました!

旅立ちは春日部駅から
この時は、東武動物公園駅近くで用があったので、春日部駅から「リバティ」に乗ることにしました。

まずは春日部駅での「スペーシアきぬ」号です。日光・鬼怒川特急は、かつては浅草駅を出ますと、下今市駅までノンストップだったのですが、今では業平橋「とうきょうスカイツリー」という名前は似合いません!)、北千住、春日部、栃木、新鹿沼、下今市、東武日光、新高徳、鬼怒川温泉とこまめに停車します。

やがて、待ちかねた500系「リバティけごん40号」が到着しました。

春日部駅での「リバティけごん40号」方向表示です。

欲しい車内販売と自動販売機

今回乗車した「リバティけごん40号」は臨時特急ということもあって乗車率は低く、春日部駅で多くの乗客が降りていました。
また、ビジネス需要がメインだからでしょうか、トイレ設備はありますが、車内販売の乗務は一部列車のみで、自動販売機すらありません。やはりビジネスライクになっている他の私鉄特急を見てみますと、西武鉄道10000系「ニューレッドアロー」、京成電鉄新AE形「スカイライナー」、小田急ロマンスカー60000形「MSE」車がありますが、いずれもリクライニングシートに、ジュース類の自動販売機があります。東武も乗車時間が長い有料特急なのですから、せめてジュース類の自動販売機は設置してもらいたかったものです。ちなみに私鉄特急でジュース類の自動販売機を一番最初に設けたのは、何と東武鉄道の1800系急行「りょうもう」号なのです。

ゆったりとした座席は最高でした!
この500系「リバティ」の座席は、従来の100系「スペーシア」や200系「りょうもう」と比べるとゆったりしている、と聞いていたので、どんな座席か楽しみにしていました!

通常状態の500系「リバティ」の座席です。従来のリクライニングシートよりもフカフカで、ゆったりとした座り心地でした。また現代のニーズに合わせ、各座席にスマホの充電が出来るコンセントが設置されています。車内には、外国人観光客を意識したフリーのWi-fiまで設置されていました。

リクライニング状態の座席です。リクライニングの角度も深く、JRの特急グリーン車並みでした。東武鉄道の特急電車では、1956年(昭和31年)にデビューした1700系「白帯車」で既にリクライニングシートを採用し、その後の1720系「DRC(デラックス・ロマンスカー)」でも、当時の国鉄特急も顔負けの豪華なリクライニングシートを採用していた程、豪華さにこだわりがありました。

向かい合わせにした状態です。グループの旅には楽しそうですね!かつては、6050系を使用した快速電車が浅草駅から日光、鬼怒川、会津方面へ直通していましたが現在は廃止され、南栗橋での乗り換えを余儀なくされています。グループ単位で東京から日光、鬼怒川、会津方面へ旅するときは、やはりボックスシートが一番ですよね!

浅草駅でスペシャルゲストが!
北千住駅で更に多くの乗客が降りてしまい、車内は私だけの貸切状態に!車内から東京スカイツリーが撮影できるかな、とひそかに期待していましたが、難しかったです。そして隅田川を渡ると、終着駅・浅草駅に到着します。

 

500系「リバティ」のロゴです。近未来型の特急電車、という感じがしますね!ちなみにこの500系「リバティ」は、3両で1ユニットとなっており、日光・鬼怒川連結特急、日光・会津連結特急、日光線・野田線連結特急としても活躍しています。

東武特急の連結運転は、戦後すぐの5310系や5700系の時代に行われており、東武日光・鬼怒川温泉ゆき連結特急には「さち(中禅寺湖の別名・幸ノ湖から命名)の名称が与えられていました。その後スピードアップのため、特急列車の連結運転は廃止され、快速電車のみ日光・鬼怒川方面の連結運転が行われていました。

すると隣のホームにはスペシャルゲストが!

そこには「普悠瑪(プユマ)」号塗装の特急「りょうもう」がいたのです。「普悠瑪(プユマ)」号とは、台湾を走っている特急列車の名称で、2015年(平成27年)に東武鉄道が台湾鉄路管理局と友好鉄道協定を結んだご縁で、この塗装が登場したのです。

東武鉄道のロゴも、台湾風に書かれていました。雰囲気ありますね!

 

やがて発車のベルが鳴り、「普悠瑪(プユマ)」号塗装の特急「りょうもう」号は赤城へ向けて出発していきました。これは今回の乗車記の中で、最大のスペシャルゲストでした!

この500系「リバティ」、是非東上線にも登場してもらいたいものです。そして、池袋発三峰口ゆき直通特急「みつみね」号や、上長瀞行き直通特急「ながとろ」号復活、なんて言ったら楽しいですよね!それとも栄光の「フライング東上」号の方がお似合いでしょうか?