【今が見頃!】あじさいと伊東線を絡めて撮影出来るポイント(静岡県熱海市)



皆様、こんばんは。「てつきち」です。毎週月曜日は、「てつきち」の日。今週も楽しい乗り物の話題をお届けして参りましょう。

というわけで今回やって参りましたのは、静岡県熱海市。熱海と伊東を結ぶ伊東線ですが、その沿線に紫陽花と電車を絡めて撮影出来るスポットがあると聞いて、前から行ってみたいと思っていました!

その場所とは、電車の駅で言えば伊豆多賀駅と網代駅の間。国道135号線沿いで、小山臨海公園のある辺りです。JR網代駅からでも徒歩15分位で行けますが、熱海駅からでしたら東海バスの「網代旭町」行きもしくは「弘法滝」行きで、「小山」もしくは「多賀車庫」下車が便利です。

ここではJR伊東線が国道135号線に沿って走り、線路の生け垣区間約400mに法面補強も兼ねて、紫陽花約800株が植えられています。地元の「小山あじさいを愛する会」の会員約30人が手入れを続けてくれて、毎年6月中旬頃に見頃を迎えます。

国道を跨ぐようにして位置する歩道橋の上から撮るのが一番のポイントで、三脚の使用もできますが、周りの方への配慮をお忘れなく。

まずは伊東駅始発の東京行き特急「踊り子」号です。185系の緑色のストライプは、1981年(昭和56年)に登場した時は度肝を抜かれるような斬新なデザインでした。当時は普通電車としての運用も多くあったので、普通車の座席は転換式クロスシート。一時は「ぼったくり特急」とまで揶揄されましたが、現在は特急運用がメインで普通電車としての運用は無くなったので、普通車の座席もリクライニングシートになりました。

ただ、この185系も老朽化が進み、後任に「あずさ」号、「かいじ」号で使用していたE257系を改造して投入する事が決まったため、この姿を撮影出来るのもあと少しとなりました。

今度は伊豆急下田へと向かう下り特急「スーパービュー踊り子」号です。色とりどりの紫陽花に迎えられ、251系もどことなく嬉しそうですね。全車座席指定のこの「スーパービュー踊り子」号は、下田方先頭の2両がグリーン車で、展望が楽しめることや、ゆったりくつろげるグリーン席専用のラウンジ、グループ用の個室があります。また東京方先頭の10号車の1階には、家族連れでの利用を意識した「子ども室」もあります。

この251系特急「スーパービュー踊り子」号も、全車グリーン車指定席となる新型車両の登場が先日プレス発表され、それと入れ替わる形で引退のようです。その前に、東京から伊豆急下田までフル区間にてこの251系特急「スーパービュー踊り子」号の旅を楽しんでみたいものです。

熱海方向へと向かう、伊豆急2100系リゾート21「黒船電車」です!リゾート21も、赤い「金目鯛電車」「黒船電車」だけになりました。「アルファリゾート21」は、今や「The Royal Express」として改造され、価格的にもおいそれと乗れる列車ではなくなってしまいましたが、この度JR北海道に貸し出され、北の大地をツアー列車として走るそうです。

鉄道写真は一期一会、その時その時を大切にして撮影したいものです。

次回もどうぞお楽しみに。

今も現役!ボンネットバス「伊豆の踊子号」(静岡県伊豆市)



伊豆半島を網羅するオレンジ色のバス・東海バス。中伊豆を走る新東海バスには、1台のクラシックなバスがあります。
それが、今となっては貴重なボンネットバス「伊豆の踊子」号です。

*正式名称:いすゞBXD30

*製造年:1964年(昭和39年)

このバスは伊豆の山々、特に天城峠を越えて走る「天城線」(修善寺駅~天城峠~河津駅~伊豆急下田駅)用として製造されたうちの1台です。


1台の定員は49名(うち座席は29席)。長年天城の顔として走ってきましたが、1972年ごろ一旦現役を引退しました。引退後は「教習車」として使用され、多くの運転士や整備士を育成してきました。


1976年(昭和51年)、伊豆の観光活性化の一環として修善寺駅~七滝口~河津駅間に「伊豆の踊子」号として観光運転を開始しました。絣に黄八丈の着物を着た踊り子姿の車掌さんが乗務して人気を集め、1979年(昭和54年)7月28日からは、日曜祝日に定期運転されるようになりました。

このボンネットバス「伊豆の踊子」号はたちまち人気となり、全国のバス会社でボンネットバスの復活運行が始まるほどの火付け役となりました!東海バスに入社するバスガイドさんの中には、この伊豆の踊子の衣装に憧れて入社した人も少なくなかったそうです。

そうなると修善寺営業所所属の1台だけでは足りず、鞆鉄道(広島県)で走っていたボンネットバスを購入して「伊豆の踊子2号」として稲取営業所所属で走らせました。

こちらが、旧天城トンネルの所で撮影した「伊豆の踊子2号」です。ヘッドライトやフロントグリルの形が違うのにお気づきでしょうか。また乗降用のドアも中間部にあったのが特徴です。(画像提供:東海自動車株式会社)

1995年(平成7年)、稲取営業所所属の「伊豆の踊子2号」が引退し、エンジンは修善寺営業所所属の1号に載せ換えられました。

現役時代の「伊豆の踊子」号です。1号は天城峠越えの路線バスとして、3~11月の日曜祝日(夏休み期間中は運休)に観光運転されてきました。その他貸切運行や、2~3月の「河津桜まつり」の時には「お花見バス」として、河津町内を走っていました。

しかし各種部品の確保が困難なことや老朽化が進んだことから、晩年は天城峠を越えない修善寺駅~昭和の森会館間で運転されてきました。数年前からは定期運用こそないものの、イベント運行や団体貸切などで今も元気に活躍しています。

*昔懐かしの方向指示器「アポロ」


このバスを見るうえで欠かせないのが、左右に取り付けられた方向指示器です。こちらは通称「アポロ」と呼ばれ、曲がる方向にガチャンとレバーが出ます。現在は法令上、ウインカーの設置が義務付けられていますが、このボンネットバスでは昔ながらの「アポロ」も併用されています。

*夏は暖房完備のバス


このバスのエンジンは、前方のボンネット内部にあります。そのため夏は熱が車内にこもり、サウナ状態になるのが特徴です。よって真夏日はこのバスはお休みとなります。今では部品を確保するのも大変だとか。


こちらが運転席です。古いバスであるため、ハンドル操作にもコツが必要といわれています。それだけ長年、愛されて大切にされてきたバスといえましょう。

後ろから撮影した「伊豆の踊子」号です。丸っこいつくりになっています。これを見た子供さんが「あ~、トトロのバスだ!」と言っていたのが印象的でした。

【貸切料金】
中伊豆(修善寺地区)1日ワンマン貸切 60,000~70,000円程度(税別)
※古いバスのため、営業地区外や山岳路線方面への運行は不可。

【お問い合わせ】新東海バス 0558-72-1841